承継いろは vol.3

仕事上、不動産の相続においてのトラブルの相談を受けることがあります。特に、ご家族が長年住まわれたご自宅の相続については相続人間の紛争の種となることが多いようです。兄弟でもご自宅をめぐってののしりあいになったところも経験しました。せっかく不動産を遺族に遺したのに、罪つくりな相続になることがあります。

不動産の相続については、被相続人(亡くなられた人)の所有した(相続は死亡によって開始します)不動産によって次のケースが考えられます。

1、不動産が複数ヶ所ある場合

2、ご自宅の土地と建物のみの場合

(1)土地が広く分割利用ができる場合(建物が古く建物を取り壊して更地とする場合を含む)

(2)土地と建物を分割することができない場合

ここでは、ご自宅の土地が広く分割利用ができる更地の場合を取り上げて、円満に分割する方法を具体的に図でお示しします。なお、土地を共有(分割することなく共有持分に応じた使用ができる)することも考えられますが、お勧めできません。例えば兄弟間で共有する場合、それぞれの共有持分により土地を使用する権利があるため、かえってトラブルの原因となります。

いろは3

ケース①は、相続人2人が相続する場合理想的な分割方法です。ケース②は、間口が狭く奥行きが長い場合のケースです。ケース③は、相続人4人が相続するケースです。いずれにしろ、相続分が同じ場合分割後の土地の価値は等価となるよう分割します。相続分が異なる場合は、その相続分に応じた土地の価値となるように分割します。

如何でしょうか。将来の相続に当たって遺す不動産についても事前に考えておくことが重要であることをおわかりいただけましたでしょうか。

以上
創新事業承継プロジェクトチーム 不動産鑑定士 竹本 朗

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