承継いろは vol.27

戸建住宅地(土地)選びのチェックポイント(No.4)
(分譲住宅地について調査しましょう-その2)

 

戸建住宅に住みたいとなった場合、どのような点に注意して戸建住宅地を選べばよいのでしょうか。東日本大震災のあと質問が多くなった分譲住宅地を実際に見に行く場合の注意点をまとめてみました。
前回までの内容
・まずは最寄駅の調査から
・最寄駅からの経路を歩いてみよう
・分譲住宅地について調査しましょう-その1
次回以降の予定
・調査した結果を整理し検討しましょう

今回も前回に引き続き、分譲住宅地の調査についてお話しします。現地に販売事務所がある場合は、そこに行ってパンフレットをもらい分譲住宅地内を回り下記の内容を調査します。

① 気に入った画地のある街区の傾斜を調査します。住宅地では一般的に南下がり街区は日照・通風が良好です。
② 気に入った画地が角地なのか中間画地なのか、または行き止まり道路にあるのか調査します。
③ 気に入った画地の前面道路の方位・舗装状況・幅員などを調査します。また、その道路が建築基準法上どのような扱いなのか分譲住宅地の係員に聞いてみましょう。なお、雪の多い地域では除雪した雪に幅を取られるため広めの幅員の道路がいいようです。
④ 気に入った画地が高い位置にあるか低い位置にあるか調査します。また、地質についても分譲住宅地の係員に聞いてみましょう。わからないというのであれば後日にでも連絡してもらいましょう。ちょっと専門的になりますが、地質に関する図面をみせてもらえればわかります。最近問題となっている“液状化”が起こりやすいかどうかの判断基準にもなります。
⑤ 気に入った画地の地盤強度及び地下水位を分譲住宅地の係員に聞いてみましょう。わからないというのであれば後日にでも連絡してもらいましょう。最近はほとんどの分譲地でスウェーデン式サウンディング試験などが行われており、その結果を教えてもらうことができます。地盤の強さは通常「N値(エヌチ)」で表現されます。戸建住宅であれば地質及び住宅の基礎(ベタ基礎か布基礎か等)によっても違いますが、N値が5程度以上であれば安心です。地下水位が高い場合は要注意です。液状化の原因のひとつです。
⑥ 気に入った画地部分が切土部分なのか盛土部分なのか分譲住宅地の係員に聞いてみましょう。わからないというのであれば後日にでも連絡してもらいましょう。ちょっと専門的になりますが、造成計画平面図及び切土・盛土図(カット・バンク図)をみせてもらえればわかります。一般的に切土部分の方が安定しています。

以上
創新事業承継プロジェクトチーム 不動産鑑定士 竹本 朗

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